死にたかったあの夜のこと。

 

こんにちは、いなちゃです^^

 

今日の内容は、タイトルにある通りです。

 

死にたい

 

そう思ってしまった日がありました。

ある日突然、糸が切れたしまったんですよね。。。

 

あの夜のことを、忘れないように。

 

もし、未来の私がまた弱ってしまったら。

この記事を見て、「生きてるだけで十分偉いんだ」ということを思い出して欲しい。

 

そんな気持ちで書きました。

 

お先に申し上げておきます…(><)

今回は、かなり赤裸々に暴露していますので、不快なお気持ちにさせてしまうかもしれません。

 

私の死にたかった時の気持ちや行動が書かれていますので、苦手な方はぜひ逃げてください。

 

では。記事に参ります。

 

死にたかったあの夜のこと

 

ある朝、母からあれこれと言わながら起こされた。


寝起きということもあり私は妙に機嫌が悪く、尖った口調で返事をした。


母と口喧嘩になってしまった。


別にいつもと変わらない

よくある光景だ


お互い感情的になっているだけだし、時間が経てばいつものように仲直りする。


・・・

はずだった。


でも、その日の私は少しおかしかった。


なんだか、もう、全てがどうでもよくなった。


張り詰めていた糸がプチっと切れてしまったような、そんな感覚だった。


最近は体調も精神もかなり不安定だった。


夜は寝付けないし、寝ても変な夢を見る。

この前なんか、大きなゴキブリが目の前に現れる夢を見た。

「ハッ」として起きる。

心臓がドキドキしてる。

ドラマみたいな目覚め方。最悪だ。悪夢だ。


目が覚めたら冷めたで日中はずっとイライラしてる。


なんだか最近は耳も痛い。

右耳が痛くて痛くてたまらないのだ。


耳鼻科で診てもらうと「外耳道炎」と診断された。


耳かきしすぎだよ〜


と。


なんか恥ずかしかった。

すんません、、、って感じ。


もらった薬を飲み出すと痛みはかなりマシになった。


でも、次は耳の中が水で塞がれているような感覚。薬も次第に効かなくなってきた。


夜は、耳が痛くて目が覚める。

耳が痛くて涙が出てくる。


なんでこんなに苦しいんだろう。


わたし、なんか悪いことしたのかな。


自分が何に苦しんでいて、何にイライラしてるのか、自分でも自分がわからなかった。


ただ、日々の体調不良が私の心も体を貪った。


調子の良い日が続いていたからすごく嬉しかったのに。


なぜか急に世界が入れ替わったかのように、また苦しい日々に逆戻り。


もう、嫌だった。


そんな時に母と喧嘩をしてしまったもんだから、何気ない一言がとても辛かった。


毎日自分なりに一生懸命やってたけど、


生きてるだけで精一杯な自分が不甲斐なくて情けなくなった。


なんだかもう、全てがバカバカしくてどうでもよくなってしまった。


死に方を調べて、延長コードを持ってマンションに向かい、すっからかんのクローゼットの中で着々と準備を始めていた。


だけどやっぱりできなかった。


首が苦しかった。


そして、苦しくなった時、床に掘り投げたスマホの画面から弟の着信が見えたのだ。


その瞬間に、家族のことが頭をよぎった。


私が死んだら、妹や弟がこれから生きづらくなってしまう。


お母さんはきっと悲しむだろうな。


ここで死んだらばあちゃんと会えなくなる。


私を心配して連絡してくれた友達も、「助けられなかった」と思うかもしれない。


ダメだ。


と、我に帰った。


怖かった。自分が自分じゃなかった気がする。


なんでこんなことをしてしまったんだろう。


もう、分からない。


そこからのことはあまり覚えていない。


妹の家に避難して、一晩泊めてもらった。


次の日、家に帰り泣きながらお母さんに謝った。


お母さんはギュッと強く強く私を抱きしめて「生きててくれてありがとう」そう言った。


涙が止まらなかった。


本当は怖かったんだ。


死にたいわけじゃなかった。

でも、生きたくもなかった。


もう、どうしたら良いのか分からなくなってた。


私が私じゃない感覚だった。


思考や行動が悪夢の中のようだった。

少しふわふわとしてた。現実味がなかった。


でも、


お母さんの顔を見て、抱きしめてもらって、手を強く握ってもらって、


その瞬間


「死にたくない」と思った。


仕事ができなくなって、社会からはみ出された気がしてた。

調子が良くなったと思ったらまた悪くなる。

身体のあちこちから悲鳴が上がる。

いつまでこんなことが続くんだろう。

自分の変化を目の当たりにする毎日。

きつかった。苦しかった。


でも、


引きこもってても良い

仕事できなくても良い

何もしなくて良いから


生きてて欲しい


その言葉を聞いた瞬間に、スーッと心がほぐれた気がした。


そして本当は私も生きたくて生きたくてたまらないんだと思った。

 

 


生きててよかった

って思える日がきっとくる。


死ぬ気になればなんでもできる。


そんな綺麗事は言わない。

というか、言えない。


本当に死にたい時ってそんな言葉は全く響かない。本当に響かない。


私は、死ぬのをやめたからといって、この先に希望も何も見出せてるわけじゃない。


これが本音。


相変わらず耳は痛いし

夜は眠れないし

部屋はぐちゃぐちゃだし 

仕事もできない

上司のLINEも返せなくて通知が溜まったままだ 


現実なんて、1ミリも変わってない


けど、


それでも良いから生きるんだ


そう思えるようになった。


もう、なんでもいい。

頑張れなくて良い。


でも


生きる。


死にたい時ってひとりぼっちな気がするんだよ。


私がいなくなっても世界は変わらないしとか思っちゃう。


実際、世界はこれっぽっちも変わらないと思う。


でも、家族や友達、私に関わってくれた全ての人の心の中に大きな大きな大きな穴と傷をつけてしまうんだ。


その人たちの世界は変わってしまうんだ。

 

生きづらい世の中だけど

行きたくない世界だけど

消えてしまった方がいいと思う夜もあるかもしれないけど


死んじゃダメだ。


なんの根拠もないけど。そんな気がするんだ。


妹の家に避難したあとは罪悪感で胸がいっぱいになった。

お風呂も入らず、歯磨きもせず、布団の中でぐるぐる考えながら、夜中にやっと眠りについた。


次の日の朝、起きたときに、


「あ、朝を迎えられた」


そう思った。


やっと、お風呂に入る気力が出てきた。


2日ぶりのお風呂だった。


シャワーを浴びた瞬間、涙が止まらなかった。


あったかいお湯を身体にかけた時、「あ、生きてる」って思ったんだ。


それだけでももう、生きててよかったと思えた。


あの時死んでいたら、お湯のあったかさは感じられなかったし、お母さんに抱きしめてもらうこともできなかった。


だから、わたしは、生きててよかった。


本当に。


そしてこれからも生きていく。


でも、もう、頑張るのはやめようと思う。


私の性格上、そんなこと言っても考えすぎてしまうし頑張りすぎてしまうんだけど。笑


生きてるだけでいいじゃん


って。


そのくらい、生きる基準を低くしてあげれば、少しは生きやすくなるのかな。


自分を甘やかしてあげようと思うんだ。


身体も心もいっぱいいっぱいの中で一生懸命生きてる自分をヨシヨシしてあげようと思う。


もう、生きることを頑張らない。


でも、生きる。


わたしは、生きます。